CLOVER~難民と共に歩むユース団体~

日本社会の中でも、声なき声を発しながら、懸命に生きている“難民”がいます。  日本の難民問題☆知ろう・伝えよう・繋がろう・行動しよう!筑波大学社会貢献プロジェクトとして活躍中!

9月24日 ミーティング報告

みなさんこんにちは!3年のえみです。
今回は、9月最後のMTでもあり、私たち3年生にとっては現役最後のMTでもありました。いやあ、あっという間でしたね、寂しい...😢

9/24勉強会のテーマは「女性と入管収容」。今年度から新しく参加した、ずーが発表してくれました!導入部分で紹介されていた「82年生まれ、キム・ジョン」は私も読んだことがあり、女性を取り巻くムーヴメントが盛んとなっている今、入管収容においてもその視点に立って考えてみることが大事だと改めて思いました。入管内でのプライバシー、コロナ禍における性暴力といった問題が顕在化してきている背景には、勇気を出して声を上げた人がいて、そのおかげで起こせた行動があったと思うし、一方でそれはまだ氷山の一角であって、まだまだ自分でも気付けていない問題が山ほどあることを意識していく必要があると感じました。
発表の最後の方で、「盗撮注意」の貼り紙について取り上げられました。「注意」という言葉は、被害者側に一定の責任があることを意味してしまっている可能性があるという話を聞き、もしかしたらこの話がなければ、私は貼り紙を見ても特に違和感なく過ごしていたかもしれないと思い、少し怖くなりました。

女性、難民、外国人...まだまだ多くの生きづらさを抱えている人々と共に寄り添い合って生きていくために、無意識より意識的に、問題に気付かないより気付こうとする姿勢であり続けたいです💪

さて、私の10代目代表としての仕事もこれで一旦終わりです。思い返すと、CLOVERに入って良かったなと思うことばかりです!私を含め引退する3年生、お疲れ様でした。そして、一緒に楽しく活動してくれてありがとう👏
これからは、自慢の頼もしい後輩がCLOVERを引っ張ってくれます!今後のCLOVERの活躍がとっても楽しみです...!みなさんも、温かい目で見守っていただけると嬉しいです🤗

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。次回以降の更新もお楽しみに〜
それでは!後輩へバトンタッーチ!🙌

9月17日 ミーティング報告

こんにちは!3年のハンナです!
9月は早くも中盤を迎え、筑波大学の夏季休暇も終わりを迎えようとしています。
さて!本日9/17のミーティングでは、三年次編入筑波大学、そしてCLOVERの仲間入りを果たしたももが「日本における移民・難民の社会統合」というテーマで勉強会をしてくれました!

移民・難民を受け入れる国は、彼らの言語・文化・歴史などを否定することはあってはいけませんよね。しかし、母国とは異なる国に住むということは、その国の法律を守り、社会規範に従うことが現地の方々との平和構築の前提条件です。そこで、移民・難民らをホスト社会にストレスなく適応させながらも、彼ら自身のアイデンティティを尊重するという意味での「統合」を目指す必要があるのです!

移民・難民の受け入れは、日本の経済界には労働力、生活面では地域の活力を提供してくれるメリットがあることを、実在する「いちょう団地」の例なども紹介しながら説明してくれました。一方で、日本人のゼノフォビア(いわゆる「外国人嫌い」)による外国人受け入れに消極的な面も、様々なデータで他国とも比較しながら紹介してくれました。

現実では、移民・難民らへの日本語教育体制の不足や地域コミュニティへの参入のしにくさなど、彼らが日本社会に「社会統合」されるまでに数多くの障壁があります。ももは、これらの課題を「移民・難民を扱う独立機関設立」「自治体の役割の再認識」といった方法で解決の糸口を見出したようで、私自身も賛同できる部分もかなり多かったです。事実、受け入れ大国のEU諸国などでは難民審査を行う独立機関が存在する国が多く、地域コミュニティに上手く溶け込めるような仕組みが社会全体で構築されています。

日本は移民・難民の受け入れに関してまだまだ後進国であり、理想的な「社会統合」を可能とする社会基盤が不足しています。しかし、現に東日本入国管理センターの被収容者さんを始め、技能実習生や教師など、日本に訪れる移民の数は年々右肩上がりになっています。彼らのためにも、一刻も早い外国人受け入れ態勢の整備・日本人の外国人に対するネガティブな印象の払拭が必要です。CLOVERは、地域レベルでの外国の方への支援を行うことで、彼らを「難民」「外国人」ではなく、一人一人の人間として捉える視座をもって今後も活動していきます!

10月からは代替わりということで、私がブログを担当することはこれで最後です。
CLOVERの後輩はみんな頼もしく、いい子ばかりです。今後もCLOVERの応援よろしくお願いします!

9月10日 ミーティング報告

こんにちは。2年のもえです。
9月も中旬へと差し掛かり、段々と涼しくなってきましたね。思っていたよりやらなきゃいけないことが多くて、焦りを感じているこの頃です。

9月10日の昼MTでは、たすくが素晴らしい勉強会をしてくれました!
音声付きの動画を作成してくれて、まさに授業動画のクオリティで驚きでした…。
テーマは、『日本にいる外国人に、日本人ができる支援について考える』というものでした。
実際のアンケートデータなどを用いて発表してくれたので、日本人が持つ外国人に対する潜在的な偏見みたいなものが壁を作ってしまっているのだと知ることができました。

たすくの勉強会を聞いた後は、メンバーで意見交換をしました。
全体でいいなと思った意見は、優しい日本語を意識しようというものです。日本語をある程度学んできた外国人に英語で話しかけることは逆に失礼に当たるかもしれないから、日本語初心者でも理解できる日本語を使うことを心掛けるだけでも、心の距離を近づけるきっかけになると先輩がおっしゃっていたのが印象的で、とても共感できました。

身近なところから意識できることは色々あることを改めて学びました。
自分も含め、日本全体が少しずつ変わっていけたらいいですね。

9月3日 ミーティング報告

こんにちは。3年のちなつです!
もう9月ですね🎑
あまり外に出ていないはずなのに鬼のように8月が早く過ぎてびっくりぽんです。


今日9月3日のMTでは、代表のえみが外国人の人権について簡単なワークショップを開いてくれました。
外国人の人数を比較すると、全国1700市の中でつくば市は40位くらい(2016年)らしく、やっぱり普段多く外国の方とすれ違うだけのことはあるな~と思いました。

今回は外国人の人権を守るには何が必要か考えさせてくれましたが、外国人だからといって構えるのではなく、多様な文化を受け入れる寛容さを持った街づくりが大事なのではないかな、と思いました。
発表の後のディスカッションで「やさしい日本語」という話が出ました。全ての外国人が英語を完ぺきに読めるわけではないので、難しい漢字を英語に無理やり直すのではなく、平易な日本語で表記しようという取り組みです。
恥ずかしながら私はこれを初めて知りました。が、こういう取り組みによって、その場所が、外国人が日本に適応しながら負い目なく暮らせる場所になっていくのではないかなと思います。

CLOVERは難民にスポットを当てていますが、今日は広く外国人という視点で見たことで視野が広がりました!


そして、明日は3年唯一の男子はるとの誕生日ということで、最後にプチサプライズをしましたよ~!
彼の21歳の抱負は、「とりあえずバイトを頑張る」だそうです。頑張って働いてお金貯めましょう😎


秋ということでそろそろCLOVERも次の代に受け渡す準備を進めています。
もしかすると私もこれが最後のMT報告かもしれないと思うと少し感慨深いです!
ここまで読んでくださった方はぜひ今後も読んでください!
それではありがとうございました🎈

8月29日 弁護士の方による講演会

こんにちは。CLOVER2年の竹田です!

8月29日に、筑波大卒の指宿昭一弁護士をお招きして入管法改正案に伴う動向についてお伺いました。

 

入管法が秋に改正される見通しがあるそうです。改正した場合には、主に下記の2点が発生する可能性があると指宿弁護士はお話されました。

 

①複数回難民申請をしている方たちを強制送還できる。

②送還を拒否する外国人が罪に問われる

 

また、仮放免制度に変化があることも考えられるそうです。入管法について学ばせていただき、実りの多い時間となりました。

お話をしてくださった弁護士の皆様、貴重な機会をありがとうございました。



8月20日 ミーティング報告

こんにちは!クローバー3年のいぶきです!
今回のミーティングは、新入生初の勉強会でした!


自分の体験をもとに、難民問題を多くの人に考えてもらうにはというテーマでの発表でした!「難民」というと、多くの日本人は自分には関係のない、遠い国のニュースだと思いがちです。しかし現実には多くの難民の人々、難民になりたくてもなれない人など日本にも多くの「難民」に関わる人がいます。今回の発表で、人々が社会問題にかかわらない障壁である、「3つの壁」というものを挙げてくれました。「興味の壁」、「情報の壁」、「現場の壁」の3つです。この3つの壁を乗り越えることこそが、まさにクローバーの目標であり、存在意義であると、発表を聞いてて思いました。映画祭などで難民への興味を持ってもらう機会を作り、展示祭で、難民に関する詳しい情報を提供する。そしてクローバーの活動に興味を持ち、入会してくれれば、面会活動などを通して実際に被収容者さんと話す「現場」の体験ができる。まさに今回の発表は、クローバーのメンバーが自分たちの活動意義を見つめなおすための発表であったと思います。素晴らしい発表をしてくれた新入生に感謝ですね♡♡


さてさて、次回はまじめな雰囲気とは打って変わって楽しいレクの予定です!最近は新入生もクローバーになれてきてくれてとてもうれしいです♡是非、次回のレクでは羞恥心を捨てて楽しんでほしいですね♡♡

8月13日 ミーティング報告

皆さんこんにちは!はるとです!😁新メンバーとの活動も早3ヶ月。今年2度目の投稿です!

では今日のミーティングの報告です!

 

まず1つ目!
勉強会がありました!ちはちゃんが「人類学から難民を考える」という題でお話をしてくれました。人類学という学問的視点から、かつ理系の私達にもわかりやすく難民像・難民のアイデンティティについて教えてくれました。難民は無力な存在という今の固定的な分類体系を再考すべきではという内容でした。
難民を難民として捉える際、ステレオタイプなイメージに寄ってしまいがちですが、現実との乖離を生まないようにすることが特に支援者にとっては大切と思いました。難民を支援・広報する立場として、私たちの彼らに対する考えのあり方について学ぶことが出来ました。🤔

 

2つ目!
毎度恒例のブレイクアウトルームでメンバー同士の交流を深めました!今日のお題は 100万円💰あったら何に使う?でした!僕は……とりあえず貯金です笑
なかなか実際に顔を合わせることが出来ない中、特に1年生との交流はお互いにとって貴重な機会になっています。


さて、私たち3年生はだんだんと引退が近づいてきました。私もこのブログが最後になると思います。次の世代に引き継ぎ、先輩方が脈々と引き継いでくださったこの活動がいつまでも続いていくように、最後まで気を抜かず頑張ります!🙌

 

最後になりますが、コロナの拡大が止まりませんね。私達も面会活動の自粛、オンラインミーティングが続いていますがみなさんもお身体に気をつけてお過ごしください!

次回もお楽しみに。それでは、またどこかでお会いしましょう!🤚