CLOVER~難民と共に歩むユース団体~

日本社会の中でも、声なき声を発しながら、懸命に生きている“難民”がいます。  日本の難民問題☆知ろう・伝えよう・繋がろう・行動しよう!筑波大学社会貢献プロジェクトとして活躍中!

入管見学報告

こんにちは。2年の浅川です。

遅くなってしまいましたが春休み中に行った入管見学の報告をしたいと思います。

 

3月8日に、顧問の明石先生同行の元、酒井、堤、木間、柳沼、浅川の6名で牛久市にある入国管理センターの見学に行ってきました。

最初に40分ほどの入管に関するビデオを見て日本における難民や法務省の活動、入管の基本情報などについて学び、その後30分ほどかけて施設内を見学しました。また質疑応答の際には、収容所内の生活・トラブルやその対応について、収容所の医療制度について、強制送還・仮放免について、収容される経緯、難民申請についてなどより詳しいお話を聞くことができました。最後に職員の方からCLOVERメンバーの入管に対する認識を聞かれ、CLOVERは中立な立場を意識してイベント等の啓発活動を行っている旨を伝えました。

 

私は今回初めて入管を訪れましたが、非常に学ぶことの多い入管見学でした。メディアでは入管に対する批判的な意見が多いように感じますが、実際に訪れ、職員の方々のお話を聞くことで、様々な問題が懸命な対応によって改善しつつあることや、それでもなお解決の難しい問題が根深く残っていることなど、実際の現状を自分の目で確かめられたことが一番の収穫だったと思います。

 

今回の入管見学を実現させてくださった明石先生やお世話になった入管職員の方々に、この場を借りて御礼申し上げます。

 

以下メンバーの感想を抜粋

・牛久収容所にいる被収容者は、強制退去令状が出ている人であり、入管としては返したいという立場でも、国同士の関係や個々の色々な事情を考慮して考えなければいけないという難しさが伝わってきた。(酒井)

・設備や制度など収容者への配慮が思っていたよりしっかりされていたし、プライバシーに触れる範囲外では外部にオープンにしようとしていて印象がだいぶ良くなった。(木間)