日本の難民認定を多角的に考える大切さ
こんにちは!
企画・広報チーム2年のかなえです。私がブログを書くのは久しぶりですが元気に活動しています。
今日は「日本の難民認定を多角的に考える大切さ」というタイトルでブログを書こうと思います。
日本の難民認定率がきわめて低いことはよく知られていますよね。そのため、日本の認定基準は厳しすぎるとしばしば批判されます。
難民申請する人が多くいるなかで難民と認められる人が少ないこと、それは数字が示すとおり事実です。
その一方で、実際日本で難民申請をする人はどのような人がいるのか考えたことはありますか。先日、法の専門家でもあり難民認定に関わっている方にお話を聞く機会がありました。
明らかに難民といえない立場の外国人が、日本で難民申請をすると申請期間中6ヶ月間日本での就労が認められるという制度をうまく使って申請をしたり、経済的・個人的理由を主張して日本で生活したいということで申請をしたりと、難民条約で決められた難民の定義に含まれない外国人が申請するケースが悪意のあり・なしに関わらず非常に多いそうです。
このような外国人は申請が通らず難民不認定となります。日本の難民認定率が低いことの理由の一つにこのような背景があるわけです。
(このようなケースが多いことにより「真の難民」を迅速かつ確実に庇護することが難しくなっていることも注目すべき問題だと思います。)
もちろんこれは背景の一つであって、日本の難民認定基準自体についても考える必要があります。それはまた別の機会に発信できればな、と思います。
「日本の難民認定率が低さ」をもたらす一つの大きな背景を紹介しました。難民認定以前にも問題があることに気づけたのではないでしょうか。見た目だけで批判するのではなく、一歩踏み込んで、いろいろな角度から考えることが大切だなと強く感じることができました。
私たちCLOVERは入管のことや日本の難民問題について批判的でも同情的でもなく中立の立場で捉え、発信することを大切にしています。これからもこの姿勢を崩さず活動していこうと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次は1年のなっちゃんが書いてくれます。お楽しみに!