CLOVER~難民と共に歩むユース団体~

日本社会の中でも、声なき声を発しながら、懸命に生きている“難民”がいます。  日本の難民問題☆知ろう・伝えよう・繋がろう・行動しよう!筑波大学社会貢献プロジェクトとして活躍中!

6月18日面会報告

こんばんは!

国際2年のてっぺいです

遅くなってしまいましたが、6月18日の面会報告をさせていただきます!

先週は前に一度お会いしたことのあるペルー人の男性と面会しました。

面会の前半は、難民の書類の翻訳依頼について話しました。

少々言い訳がましく聞こえてしまうのですが、私たちはすべての翻訳依頼に対応できるわけではありません。

今回はスペイン語から日本語への翻訳で、一週間以内にやってほしいと頼まれました。

英語であれば、何とか対応することも出来たかもしれませんが、

スペイン語となると、翻訳できる子が少なく、その子に全てを任せるわけにはいきません。

また、結局翻訳をするのはその子になるので、私の判断で「分かりました。できます」とは言えません。

できないことには、「できない」ときちんと言う

それでもやってほしいと言われたら、

期限までに終わらない可能性があることをきちんと相手に伝えた上で、依頼を引き受ける

これも私たちの仕事です。

そんなこんなで、まるで交渉のようになってしまった前半とは打って変わって、

後半はずっとワールドカップの話をしていました。

彼もサッカーが好きみたいで、毎日見ていると言っていました。

僕 「ペルーは出場してなかったよね?

   どこの国応援してるの?」

 「もちろん日本だよ!」

僕 「そうなんだ!ありがとう!」

 「でも他の人たちはだいたい自分の国を応援してるね、日本のことは応援しないって…」

僕 「あ、そうなの、、何で?」

 「だって、ここの環境があまりよくないから。」

僕 「そっか…笑」

 「ソレはソレ! コレはコレ! ここの対応が悪いからと言って日本を嫌いになるわけじゃない。

   僕は割り切って考えてるから日本を応援してるんだ。」

………

 「でも僕は疑問に思ったんだ。

   なんで日本が好きではないのに、ここに残ろうとしてるのかと」

僕 「たしかに。。

   なんて言ってたの?」

 「なんか 『家族が日本にいるから…』 とか言ってたよ。」

僕がいま気になっていることを彼が代わりに聞いてくれたようです。

一言に「難民」っていってもいろんな立場の人がいますよね。

簡単な問題ではないですが、これからも向き合っていきたいです。

長くなりましたが、以上で6月18日の面会報告を終わります。