CLOVER~難民と共に歩むユース団体~

日本社会の中でも、声なき声を発しながら、懸命に生きている“難民”がいます。  日本の難民問題☆知ろう・伝えよう・繋がろう・行動しよう!筑波大学社会貢献プロジェクトとして活躍中!

8/26(月) 面会報告!☆

はじめてブログに投稿させていただきます、

CLOVERの新メンバーのかほるです(^ω^*)

8月26日の面会報告をします![emoji:i-189]

今回私はこえみさんと一緒に3人の方にお会いしました。

最初にお会いしたのが台湾人の女性でした。

彼女は過去に自殺をしようとした方だと聞いていたので、どういう話をしたらいいのか、どこまでは質問していいのかなど、いろいろと頭の中で考えはしたものの、答えが出せずに面会室に向かいました。でも、彼女が入ってきた瞬間一気に緊張がほぐれました。彼女はとっても素敵な笑顔で挨拶をしてくれました。そして、実際の年齢よりもすごく若く見えたので「美の秘訣を教えてください!」と聞くと、嬉しそうに答えてくれました![emoji:i-261] 彼女には結婚10年目の旦那さんがおり、「月に一度は必ず会いに来てくれるんだよ」と少し照れながら語ってくれました。そして、彼女はこうも言っていました「前はここにいるのがすごく辛かったけど、今は大丈夫。早く(外に)出たいけど、(周りの人には)感謝している。」と。彼女の笑顔は本当に素敵でしたが、たまに少し寂しそうな目をするときがあったのを覚えています。ですが、私たちには不満の一つも言わずに、本当に明るく振舞っていたのがとても印象に残っています。

次に私たちはフィリピン人と男性2人に同時にお会いしました。

一人には、日本に住む妻とまだ1歳10ヶ月の赤ちゃんがいました。彼はとても悲しそうに「(子どもとは)1ヶ月しか一緒にいられなかった。」と言っていました。胸が痛みました。彼は持っていたノートの中から2枚の写真を見せてくれました。そこにはカワイイ笑顔のした、彼の子どもが映っていました。家族は日本に住んでいるとはいえ、たまにしか会えないみたいで、本当に寂しそうでした。

もう一人には、フィリピンに住む妻と子ども(2人)がいました。家族に会うことができないのでとても辛そうでした。自分の子どもたちについて、目をキラキラさせながら語ってくれました。彼は話すのがとても好きな方でした。私がスペイン語が話せると言ったら嬉しそうに「フィリピンではスペイン語の言葉がたくさんあるんだよ」と言って、英語とスペイン語の混ざったユニークなお金の数え方を教えてくれました。本当に面白い方でした。

2人はとてもストレスがたまっているようでした。やることが無く、卓球をやったり、テレビを見ることくらいしか出来ないと言っていました。でも、面会を楽しみにしていてくれて、本当に嬉しくなりました。フィリピンのオススメの観光地などを誇らしげに語ってくれました![emoji:i-265]

私がはじめて面会に行ったのが高校3年生のときでした。大学に入ってからも面会をしていますが、最初の頃の私の面会に行く目的が「少しでもいいから彼らの助けになりたい」でした。でも最近は毎回毎回、私が元気をもらいに行っているような気がしています。毎週のように面会に行くことで、私は今まで活かすことが出来なかったスペイン語や英語を活かすことができ、語学によって彼らとの距離が一気に縮まって・・・そういったことが私にとっては大きな喜びや自信に繋がるのです。助けになりたいという気持ちはもちろん今も、これからも変わることはないですが、面会をする「喜び」というのも感じることができるようになり、被収容者が面会を楽しみにしてくれているのと同じくらい私も楽しみにしています!♪♪

これからもCLOVERの一員として頑張っていきますのでよろしくお願いします!★

[emoji:v-22]かほる