セミナー告知 『移民の収容を考える ―英国と日本の比較から―』
現在、およそ2億人が、国境を越えた土地に移り住んでいると言われています。
国を出ていく人、入ってくる人。
そしてその理由はさまざまです。
移民の動きは、グローバルな問題として、ますます注目を集めています。
こうして移り住んだ人々の中には、ホスト社会の法律に反して入国したり、滞在したことによって、「非正規移民」(他にも「不法移民」「非合法移民」「超過滞在者」等)となるケースがあります。
一度「非正規」となってしまうと、決められた施設に収容されることがあります。それが本会のテーマである「移民の収容」です。
普段の生活では、接することの少ない収容所での生活や収容に関する制度。
一方、実はその様相も国・地域によって様々です。
そこで、本会では、英国と日本の例によって、移民の収容について考えてみたいと思います。
ゲストには、昨年11月に英国の収容制度(収容施設、視察委員会、保釈制度など)を視察された児玉弁護士らをお迎えします。
同時に、CLOVER~難民と共に歩むユース団体~による、茨城県牛久市にある移民収容施設(東日本入国管理センター)の様子や、日頃の活動の紹介させていただく予定です。
英国の例と、日本の例を通して、移民の収容について考えてみませんか?
「何故、人は移住するの?」
「何故、非正規となってしまうの?」
「非正規滞在となった人々が直面する困難とは…?」
「収容生活とはどんなもの…?」
「国境を越える人の動き」は、政治的にも社会的にもセンシティブな問題です。
参加者の皆さんの疑問や意見を持ち寄り、考えていく会にしたいと思っています。
どなたでもご参加いただけます。
少しでもご関心のある方のご参加を、心よりお待ちしております。
【日時】3月12日(火)16:00~19:00(15:40開場)
【講師】児玉晃一弁護士、金竜介弁護士、本多貞雅弁護士
【言語】日本語
【定員】30名
【参加費】無料
【申込】
下記フォームからお申込み下さい。(定員に達し次第締め切らせていただきます)
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【講師プロフィール】
◉児玉晃一(こだま こういち)弁護士
元東京弁護士会外国人の権利に関する委員会委員長、元関東弁護士会連合会外国 人の人権委員会委員長。1994年に弁護士登録して以来、収容問題に取り組む。
知人より、英国の収容施設及び収容施設の視察委員会が日本とあまりに違うとい う話を聞き、2012年11月、英国を訪れ、視察を実施。
◉金 竜介(きん りゅうすけ)弁護士
東京弁護士会所属(1994年弁護士登録)。
同弁護士会外国人の権利に関する委員会元委員長。
在日コリアン弁護士協会副代表。
2012年英国収容施設及び視察委員会の研究に参加。
視察団のメンバーと共に報告書を執筆中。
著書に「裁判の中の在日コリアン」(共著・現代人文社)など。
◉本多 貞雅(ほんだ さだまさ)弁護士
東京弁護士会所属(2008年弁護士登録)。
同弁護士会外国人の権利に関する委員会委員。
弁護士登録以来、外国人に関する法律問題、特に外国人刑事事件や非正規滞在外 国人の支援に力を入れて取り組む。
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【共催】
CLOVER~難民と共に歩むユース団体~
×檜山怜美(筑波大学国際総合学類4年)
【会場アクセス方法(学外からお越しの方へ)】
●つくばエクスプレス線つくば駅 A3出口下車 +バスをご利用ください。
●つくばセンターバスターミナル<6番>筑波大学循環バス乗り場から筑波大学循環(左回り)に乗車後、バス停「筑波大学中央」下車(乗車時間15~20分ほど)
+徒歩(8分ほど)