CLOVER~難民と共に歩むユース団体~

日本社会の中でも、声なき声を発しながら、懸命に生きている“難民”がいます。  日本の難民問題☆知ろう・伝えよう・繋がろう・行動しよう!筑波大学社会貢献プロジェクトとして活躍中!

8月13日面会報告♪

こんにちは!!Bethことみえこです。

今日初めて難民の方との面会をしてきました。先輩1人と知り合いの子1人で牛久へ行ってきました。

昨日からどんなことを話せばいいのか、考えていて、少し不安でしたが、いざ面会すると、面会時間の30分はものすごく速く、あっという間に終わっていました。正直まだ話足りず、延長できたらいいのにと心底思いました。

今日会ったのは3人で、ブラジル出身の方、パキスタン出身の方、そしてインド出身の方でした。3人とも日本語を流暢に話す、気さくな方々で、1年近く牛久にいるとのことでした。何の楽しみもない生活に少しでも楽しみを持ってもらい、笑顔になってもらいたいとの思いで行ったのですが、彼らは明るく、目標があり、正直自分が元気をもらいました。「お互い頑張りましょう。」と声をかけてもらった時、その事に気づきました。

今回の訪問を通して、私は牛久に収容されている人たちは、それぞれ様々な事情があって、思いがあって日本に来て、そして牛久の中で自由なき生活を営んでいることを思い知らされました。楽しいはずの食事は毎日が同じメニュー、プライベートなどそんなものは存在しない部屋、スケジュール通りに計画されている行動、そして、ガラス越しの面会。矛先のむけようのない怒りを感じました。なぜ彼らはそのような中で生活していかなければならないのか、と強い疑問を抱きました。日本の難民申請についての制度が変わり、政府がもっと素早い対応をしてくれれば、貴重な時間を収容所外で楽しめるのに、どうして日本という国は適切に、かつ迅速に対応ができないのだろう、日本はおもてなしの心というか、助け合うという思いやりの心がある国ではなかったのか、と様々な思いが私の頭の中を駆け巡っていきました。もちろん感情論だけを述べていても現実はそう簡単に変わらないことは百も承知です。でも、この現状を多くの人に知ってもらうことで、改善の声が政府へ届いていったらいいと、そしてそのために、自分はこの活動を一生懸命やっていこうと思いました。

最後に、今日あった3人の方々は、決して日々の生活は楽しいものではないのに、目標をもち、そのために頑張ると堂々といっていました。人生という長い目で見たときには1年なんてそう長くはない、確かに今の生活はいいものではないけれど、今を大切にしなくちゃ、そんな思いが垣間見えました。私にはそんな彼らはどこかしらキラキラして、眩しかったです。そんな彼らを、的確な言葉が分かりませんが、サポートしたいと純粋に思えました。自分ができることなんて、そう大きくはない。でも、少しでも彼らの支えになれたらいいと思った面会でした。

Beth