CLOVER~難民と共に歩むユース団体~

日本社会の中でも、声なき声を発しながら、懸命に生きている“難民”がいます。  日本の難民問題☆知ろう・伝えよう・繋がろう・行動しよう!筑波大学社会貢献プロジェクトとして活躍中!

11月2日面会報告♪

筑波大3年のさとみです!

遅くなりましたが、11/2の東日本入国管理センターでの面会活動の報告をさせていただきます^^

この日は、天気もまあまあよかったので、やってみたいと思います。

題して

「CLOVERの車窓から」ww

CLOVERの車窓から!その1

遠くに、世界で一番背の高い大仏といわれる「牛久大仏」がみえます!!

CLOVERの車窓から!その2

対向車なし!笑

CLOVERの車窓から!その1

ここを左折すればすぐ収容所です。

あ、ちなみに、大仏は収容所の運動場からもみえるのだとか!!

つくばから牛久収容所までは車で約40分くらいです。

バスを乗り継いでいくと2時間くらいかかり、往復3000円くらいになってしまう場所です。

最初に自分たちで車で収容所まできたときは、さまよいまくって1時間くらいかかりました。笑

なつかしいです($・・)/~~~

さてさてこの日私は、バングラディッシュの難民申請者の方にお会いしました!

日本での生活は長い方ですが、最近はCLOVERからの日本語学習サポートで漢字を勉強してくださっているんだとか!!

テキストがわかりやすい!とのことでした^^(まあ、さすがにテキストは自分たちではつくっていませんがね)

いつも、私たちの活動を、なんといいましょうか、励ましてくださる方です。

有難いです♪

今仮放免申請中とのことですが、横浜入管にいたときから鼻炎がひどいらしく、前診察を受けた際には、手術が必要だといわれたそうです。

とてもつらそうで、仮放免になったらできれば安めの値段で手術がしたいとおっしゃっていました。

次の申請が、不許可だと、かなりつらいでしょう。

仮放免になると、経済的には就労が基本は認められていないのでとてもつらそうですが、お顔は収容所での暮らしよりは、みなさん明るくなられます。

この方も、仮放免になり、鼻炎を治すことができるよう、本当に祈るばかりです。

仮放免後の経済支援もそうですが、私たちには収容所内での支援は少しばかりできますが、仮放免後の生活となると、なかなか学生の立場からは支援が難しい状況です。

先月開かれていた日弁連UNHCRのシンポジウムでもあがっていましたが、

「仮放免者の就労の許可」の問題

はできる限り早くに議論が必要だと切実に感じます。

仮放免になっても、支援される体制が整っておらず、かつ就労も認められていない状況で、「最低限の生活」を保障され生きていくことは大変難しいのが現実です。

私の知る申請者の方の中にも、経済的に苦しく病院にいくお金がないとおしゃっている方もいらっしゃいます。

仮放免になることは、被収容者の悲願であるにもかかわらず、このような悲惨な状況が起きているのはとても残念なことです。

就労が認められないというのは、申請者や在留許可裁判中の人は、社会的に不安定な立場にあるのだから当たり前じゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、結果、彼らの生活が追い詰められ、麻薬の不法取引の道に進んでしまう恐れもあります。

私たちが「大切にしたいこと」はなんであり、

何を目指していくのか、もう一度自身の胸に問いかけたいところです。

少し長くなりましたが、本日の報告は以上です★