面会活動
▼はじめに▼
CLOVERは、2010年末から毎週水曜日および大学の休校日に、
東日本入国管理センター(牛久収容所)の
被収容者の方々(主に難民申請者の方々)との面会活動を行っています。
全国各地にある外国人収容所の中では、自国の迫害から逃れて日本にやってきた
難民申請者の人々が収容されています。
彼(女)らは、将来が見えない恐怖と不安と闘いながら、毎日を過ごしています。
難民申請者の声なき声にいかに耳を傾けられるか…
面会活動は難民と共に歩むためには必要不可欠な活動です。
みなさんも、まだ見ぬ世界をのぞいてみませんか?
面会活動に興味がある方は、
cloveryouth@gmail.com にご連絡ください。
▼面会への姿勢▼
(1)面会の目的
・知って外部に伝える
・当時者のニーズを調査
・心のケア
(2)面会シートについて
CLOVERでは、面会の際の記録用紙(CLOVER面会シート)を用意しています。
項目としては、個人情報(名前・出身国・日本入国日・民族・難民申請の状況など)、
収容所での暮らし(食事・1日の過ごし方・健康状態など)、
当事者のニーズ調査(日本の難民問題への考え、CLOVERに望むこと)などを挙げています。
もちろん、個人情報のため、被収容者の方の中には、
「話したくない」、「不快だ」と思われる方もいらっしゃるので、
様子をみさせて頂きつつ、伺える範囲でお伺いしています。
▼面会の方法・内容▼
(1)東日本入国管理センター(通称:牛久収容所)概要
名称:東日本入国管理センター
電話番号:029-875-1291 029-830-9010(FAX)
業務内容:収容送還
窓口受付時間 執務時間:8時30分~12時、13時~17時30分(土・日曜日,休日を除く)
面会受付時間:9時~12時、13時~16時(土・日曜日,休日を除く)
(2)面会に必ず必要なもの
保険証・パスポート・運転免許証のいずれかの身分証明書
→面会申請書類に証明書の登録番号などを書き、受付の際に身分証明書を申請書類と共に提出する必要があります。
※外国人の方は、外国人登録書が必要です。
(3)面会までの大まかな流れ
①番号の紙をとる
受付には、銀行などのように、受付の順番を決める受付番号の書かれた受付番号の紙が受付の前にあります。
この番号の紙は受付終了時までなくさないようにします。
②面会申請の書類に記入・サイン
面会をするには申請書類が必要です。申請書類に示された必要事項を各自記入します。
一度に何名とも面会したい場合は、その分の枚数を書く必要があります。
申請書類は受付の前にあります。
③面会申請の書類を受付に提出
受付の番号を呼ばれたら、②で記入した申請書類と身分証明書を持って受付へ。
④待ち時間
ここから少し待ち時間があります。
待ち時間の長さは、その日の面会希望者の多さなどによって変わります。
受付近くにソファーがあります。
⑤受付番号を呼ばれたら扉の前へ
受付の近くには、面会する部屋に通じる扉があり、面会の準備ができると、
受付番号が呼ばれます。同時に数室ある面会室のうち、利用する室番号が告げられます。
⑥余計な荷物をロッカーへ
携帯電話・ゲーム・PC・録音機器・飲食物等は面会室に持ち込み禁止です。
⑤で入った扉の先にはロッカールームがあるので、そこで余計な荷物をロッカーに入れます。
その右横にあるのが、面会室の並ぶ廊下への扉です。
⑦面会室へ
場合によっては、被収容者の方がまだ部屋に到着していない場合があるので、
入室したらとりあえず椅子に座ります。
(4)面会時に関して
○面会時間:1回あたり30分
(面会者が多く、面会終了時刻が迫っている場合は変更される場合あり)
⇒30分経った時点で係の方が知らせに来ます。
○部屋の様子
※部屋の広さは各面会室によって多少違いますが、ほとんどは面会希望者が座れて最大5人です。
被収容者側の人数も最大5人ほど。
○注意事項
面会の際の使用言語
⇒被収容者によっては日本語も可能。上手な方も多いです。
ただし、中には、英語のみ、母国語のみの方もいらっしゃいます。
部屋は完全にプラスチックの板で仕切られているので、直接物の受け渡しを行うことはできません。
⇒係の人を被収容者側から呼んでもらって、係の人を通して行います。
面会後、被収容者に渡したいものがある場合は、受付でお願いすることが可能。
(事前に最初の受付でお願いすることも可能)
個人情報を聞かれた場合、できるだけお答えされないようにお願いします。
(トラブルを招くことがございます)