CLOVER~難民と共に歩むユース団体~

日本社会の中でも、声なき声を発しながら、懸命に生きている“難民”がいます。  日本の難民問題☆知ろう・伝えよう・繋がろう・行動しよう!筑波大学社会貢献プロジェクトとして活躍中!

3/10面会報告by友美

今回難民の方々と面会させてもらい自分の知識のなさと非力さを改めて感じた。

難民の方々との初めての面会・・・とても緊張して面会室に入った私。

狭い面会室に、透明の板。

そこに次々と難民の方々が入ってきたが、その顔には私の想像とは裏腹に笑顔が浮かんでいた。

初めて会うわたしにも、こんにちはと快く挨拶をしてくれた。

私が一緒に面会させていただいたのは田中さんといって難民の方々にとってお母さんのような存在。

「田中さん」「ママ」などと親しみをこめてよばれていた。

私は質問の機会をいただいたにもかかわらず、初めて触れる難民の方々の切実な訴えに、何を質問していいのかさえもわからなかった。

今回すごく心に残ったのは「何も悪い子としていないのになぜ」という訴えだ。

なかでも「ここで、こうやって自分たちを閉じ込めておくことで、国は自分たちにただ飯を食べさせて無駄なお金を使っている。

そんなお金があるなら乞食をここに住まわせてあげて助けてあげるべきじゃないか」と問いかけていた。

また、「日本は平和で平等な国だと思っていたのに、ぜんぜん違った」ともいっていた。

切実な訴えに心が苦しくなった。

日本は何をしているのか?

なぜ、救ってあげられないのか?

そんな疑問がもんもんとわきあがってきた。

今まで私は日本に難民がいることさえ知らず、ただ平凡に、高校も行き大学もいきこれが普通なんだと思っていた。

しかし、全く世界は違った。

こんなに苦しんでいる人がいる。

こんなに戦っている人がいる。

戦うために、一生懸命自分の意思を伝えるために19日間も食事を抜き訴える人、日本語を独学で勉強する人。

自分にできることを、bestを尽くそうとしている。

しかし、耐え切れず、自殺をしてしまう事実があることもわかりやりきれない思いでいっぱいだった。

自殺の勧誘まで最近では行われているようだ。

薬が原因という人も多い。

薬は睡眠導入剤を多量に摂取し、薬漬けになってしまう人が少なくない。

今後私がしなければならないことは、まずしっかりと難民について知ること。

そして、定期的に通うこと。この二つだ。

何もできない私に「また来てね!」といってくださる難民の方。

思いに応えたい。今度はしっかりと話を聞けるように、アドバイスができるようにしっかりと知識をつけたい。

また、英語しか話せない人もいるので英語の勉強も同時にしていかなければならないと感じた。