CLOVER~難民と共に歩むユース団体~

日本社会の中でも、声なき声を発しながら、懸命に生きている“難民”がいます。  日本の難民問題☆知ろう・伝えよう・繋がろう・行動しよう!筑波大学社会貢献プロジェクトとして活躍中!

9月17日面会報告

こんにちは、日本語サポートチームのだなみです!

遅くなりましたが9月17日の面会報告をさせていただきます。

この日はかほるさん、まりよんさん、ぺぺさん、萌、私の5人で面会に行ってきました。

私は今回が初めての面会だったので少し緊張しましたが、まりよんさんとペアで2人の方と面会することができました。

1人目はタンザニア出身の男性の方でした。はじめに自己紹介をすると名前を覚えてくれて、その後何度も名前で呼んでくださるのがうれしかったです。聖書を熱心に勉強している方で、面会でお話したことのほとんどはその勉強した聖書の内容についてでした。面会室にも分厚い聖書を3冊ほど持ってきて、自分が心に残ったところをそのページを見せながら私たちに紹介してくれました。見せてくれた聖書にはマーカーが引かれていたり所々に印がついていたりして、勉強熱心なことが伝わってきました。収容所に来てから勉強を始めたと話してくれたのですが、どのようなきっかけで聖書を学ぼうと思ったのか、また持っていた聖書はどうやって手に入れたものなのかなど、今思い返すとほかにも聞きたいことがいろいろ浮かんでくるので、また面会してお話できる機会があればいいなと思います。気さくで話しやすく、興味を引かれる話をたくさんしてくださる方でした。

2人目は中国出身の、鍛えられた腕の筋肉が印象的な男性でした。話を聞くとやはり普段はよく筋トレをしているそうですが、他にもプロフィールに筋トレのことが書いてある面会予定の方が何人かいたので、収容施設の狭いスペースの中ではできることが限られているのかなと思いました。この方は入国管理局や収容施設に対し不満を感じている様子で、仮放免の申請が通るまでに時間がかかる(2か月くらい)ことや、体調を崩した時の対応が不十分で収容中に亡くなる方がいて、それはいつ自分の身に起こるか分からないといった話をしてくれました。そのような問題を実際に収容されている方の目線で話してもらえる機会というのは貴重で、勉強になるものだなと思いました。この方の話を聞きながら、私はこのような団体に所属していながら全く無知で、これからもっと知らなければならないことがたくさんあると感じました。

初めは「面会って何語で話せばいいんだろう」と不安に思っていましたが、今回の方はどちらも日本語がとても上手で気負わずに面会することができました。しかし何を話していいかわからず先輩に任せきりにしてしまうことが多かったことと勉強不足が今回の反省点だと思ったので、もう少し準備をして、次回の面会にも積極的に参加したいと思いました。

以上で今回の報告を終わります。

拙い文章でしたが読んでいただきありがとうございました!